普段は PC で作業をしているが、出先で入力する必要が出たときは、PCは使わない。
ノートPC を持っていないわけではないが、かさばるので持っていきたくないのだ。
クルマ移動を常としているので長距離移動時の重量やらサイズやらは気にしなくてはいいのだけれど、宿泊地やら出先の机の上に持ち出すときに、でかすぎて厭になる。
では何を使っているのかというと、タブレット+折りたたみ式のキーボードである。若干ではあるが、軽量で容積も小さい。バッグのなかにもかろうじて入る。
私はiPad も持っているが、最近は専ら旧世代の Amazon Fire HD10 (第7世代)を使っている。Amazon Fire は素晴らしい。安かったし、愛着が微塵もないから壊れたときのショックが小さい。中国製ではないので、セキュリティに関して中国共産党の陰謀説が出ることもない(たぶん。かわりに NSA の陰謀とエシュロンが気になるが)。
「壊れたら、また買えばいいべ」と過剰に慎重になることなく使ってきた。その使い心地はアニメ「装甲騎兵ボトムズ」のスコープドックのよう。壊れても代替があることで安心して使える。おそれるものは何もない。
iOS を搭載したiPad と違って、物理キーボードから ATOKやGoogle 日本語入力が使えるのでPCと遜色なく使えるのもよかった。Amazonに反旗を翻して、怪しい方法でgoogle Play Store を利用できるよう設定したこともあった。割安のAndroid 端末として使い倒してきたというわけだ。
そんな Kinde Fire HD10(第7世代)に最近、新たな生命が吹き込まれつつある。
Amazon公式アプリストアの利用だ。購入した直後にくらべて、対応アプリが格段に増えてきており、今ではAmazon Prime Video と競合するGyao や Netflix のアプリもある。どうしたんだAmazon、ベソス。極端な囲い込みでガチガチだった時代はもう終わったのかい。
というわけで、 Kinde Fire HD10(第7世代)についに愛着を持つに至った昨今である。いろいろクソいことも多いタブレットだと言われるが、コスパは最高なので、次のタブレット購入時には検討してみてほしい。Fire は実際、使える!