タイトルを見たら、人気声優が安定ヨウ素剤を手渡ししてくれるかと思ったでしょうか。実際には違いました。
11月30日、くにびきメッセ(島根県松江市)で行われた「令和元年度安定ヨウ素剤の事前配布」に行ってきました。
安定ヨウ素剤とは、原子力発電所の事故の時に発生する放射性ヨウ素の体内への吸収(内部被ばく)を減らすために、事前に非放射性のヨウ素を飲んでおきましょうというものです。放射性ヨウ素が体内に入ると甲状腺がんの発症リスクが上がりますので、安定ヨウ素剤は甲状腺がん予防のための一助であると言えます。
放射性ヨウ素の影響が大きいのは児童や若年層です。私やら配偶者はもうすっかり大人ですのでそんなに心配要らないのでしょうが、原発事故が発生してからの、安定ヨウ素剤の配布は間に合わないと信じていますので、先にもらっておいたというしだいです。
大人向けの安定ヨウ素剤は1人あたり2錠(24時間分)の錠剤として支給されました。幼児向けのものはゼリー1包です。保存期間は錠剤が5年。ゼリーについてはうちは関係ないので忘れました。
原発事故が発生したとき使うのは1回だけ。2回めの追加配布は基本的にはなし。
重篤な放射能漏れ事故が発生した場合、私達一家は24時間以内に家財を捨て、避難民となります。想像するだけで憂鬱な気分になりますが、それもまた原発のある町の現実なのです。