身近なところで起きた話。いろいろ差し障りが出そうな話なので抽象化したうえで、別の話に置き換えて書いていくことにする。
自動車修理の見積もりをもらった。
そして、自動車修理を発注した。
できあがった修理は、見積もりの内容と違うものだった。
一部、新品に変わるはずが薄汚いままなのである。
確かに、そのままでも機能に問題はない。
しかし…仕様と違うじゃないかよ。
修理担当者は言った。
「よかれと思ってやりました。値段も安くなっています」
しかし、見積もりにあった部品交換がされていないのだ。
省いた分、安くなっているのは当然のこと。
計算してみると工賃は変わっていない。
つまり、交換してない部品の工賃ぶん、修理工場はぼったくっているのだ。
仕様どおりでないのに腹がたつ。
事前の相談もなかったことに腹がたつ。
そんな適当な仕事でごまかせると思われていたことに腹がたつ。
怒鳴って帰ってきた。
怒鳴らせられたことにも腹がたったが
ザイゴタレしか住んでいないこの町では、
怒鳴らないと物事はきちんと進んでいかないのかもしれないと思った。
ああ、この町から逃げ出したい。怒鳴らずに済む町に行きたい。
あたしは粘土で怪獣とか作りたい気分になりました。