UPS障害から発展して、バックアップ用のNASが壊れ、データが取り出せない。
データを保存していたフォルダが丸々見えない。現時点では全損。
しかし、ほとんどは別のNASにも同じデータが保存してあるはず。
失ったのは資料用の画像や録画データといったところだ。
今回の NASは Linux のext4形式の物理ディスクを使用していた。
この形式だと以前はWindows では見ることもできなかったが、2024現在はWSL2 でマウントできる。
マウントの仕方は、powerShell を管理者権限で起動し、
GET-CimInstance -query "SELECT * from Win32_DiskDrive"
を実行。これにより
\\.\PHYSICALDRIVE1
といった形式でマウントしたいディスクの DeviceID が分かる。
表示される情報には \\.\PHYSICALDRIVE1~xxと末尾の数字だけ変わるDeviceIDのほか、 Caption や Size の情報がある。それらをもとにマウントしたいディスクを判別する。
パーテーションがなければ、
wsl --mount \\.\PHYSICALDRIVE1
でWindows11にLinix ext4形式のドライブがマウントできる。
しかし、私が使っているNASは単一ドライブではなく、Partitions が切ってあった。
パーテーションがどうなっているかは Ubuntu を起動して、
lsblk
コマンドを実行して判別する。
表示画面は割愛するが、うちのNASの場合は partition 1が該当するようであった。
この場合、 DeviceIDとpartitionをつけて、次のコマンドを打つことで、WSLにマウントされる。
wsl --mount \\.\PHYSICALDRIVE1 --partition 1
マウントされたデータのありかだが、
と、Windows 上のLinuxのアイコンから辿っていけるmnt の下にWSLというフォルダが作られており、さらにその下に
PHYSICALDRIVE1p1
等とフォルダが並ぶ。その中である。
こうして、マウントできたが、ドライブにデータはないようであった。
復旧は今回失敗に終わった。
必要なのはバックアップである。データはいつでも消える。