買い置きしていたドクターペッパーを賞味期限切れで捨てる
夏のはじめにいい気になって、ドクターペッパー500ml✕24本を2ケース注文したのだ。ドクペは好きだし、ひと夏あれば飲みきれると思っていた。
届いた商品の賞味期限が秋なのも、飲んでみて、それまで飲んでいた輸入品よりも若干炭酸が薄い風なのも気にしないでいた。
あの頃、私は夏がなんでも解決してくれると思っていたのだ。
しかし、夏が終わり、秋になっても20本ほどドクターペッパーが残っていた。
ドクペ好きだけど毎日だと飽きるし、1本に角砂糖13個ほどの糖が入っているのも夏の間に知って、無糖飲料ばかり飲むようになっていた。
秋にもうひとつ変わったことがあった。健康診断の結果が思わしくなかったのだ。ドクターペッパーのせいだとは言えない。しかし、スケープゴートは必要だ。何かを止めることで健康志向に変わったことを示さねばならない。
そして、賞味期限が切れて1月近く経った今日、私は台所のシンクにドクターペッパーをドボドボと流して捨てた。
夏の夢は終わり、物憂い秋がやってきている。そして台風一過の曇天に、私は冬将軍の足音を聞いた気がした。
もう「ドクペ最高~!」とか言ってる場合ではない。食事に気をつけていかないと私は近いうち病に倒れるだろう。